IPオーディオシリーズ(SIP構内放送システム)

IPオーディオシリーズ(SIP構内放送システム)

TOA株式会社 IPオーディオシリーズ

施設内の機器とネットワークで統合

手軽でフレキシブルな新しい放送を実現「IPオーディオシリーズ」
TOA株式会社の「IPオーディオシリーズ」は、ネットワーク上で制御を行う新しい形の構内放送(ページング)システムです。
施設内のさまざまな機器と連携することで、適切な情報を、適切なタイミングと音量で必要な人に届けられる音のソリューションをより手軽に実現できます。

すぐに、かんたんに始められる
設置・施工・設定がかんたん音の専門知識はいりません
アンプ/スピーカー/音源装置が一台に集約され、設置場所に困りません
配線はLANケーブルを接続するだけで、かんたんに設定できるデバイスです
ネットワークの知識さえあれば、使いこなすことができるデバイスです
アンプの容量計算も、アッテネーターの接続方法も覚える必要はありません
ハムノイズなどの音響トラブルも、ほとんどありません
さまざまなシステムと連携ができる
SIPフォンシステムにシームレスに統合する放送設備リモートAPIによる外部制御ができる
従来の電話交換システム(PBX)からVoIPシステム(SIPサーバー)へリニューアルする際に困るのが電話ページング(構内放送)です。
IPオーディオはSIPサーバーとシームレスに連携し、SIPフォンからの電話ページングをサポートします
IoTセンサーやPLCと、ネットワークを介してシームレスな連携ができます
ネットワークを介したトリガーであれば、センサーの設置場所と放送エリアがそれぞれ別々の場所にあっても、容易に連動させることができます

製品ラインナップ

送信デバイスIP-A1PGIP-A1RM
品名/品番IP音声ページングゲートウェイ
IP-A1PG
IPリモートマイク
IP-A1RM
電源供給PoEPoE
音声送信方式(放送先)マルチキャスト音声ストリームユニキャスト音声ストリーム(SIP個別放送)
マルチキャスト音声ストリーム(グループ放送)
マイク放送開始チャイム/終了チャイム 付与
アナログ音声入力放送MIC/LINE入力MIC/LINE入力
内蔵音源放送20曲/20パターン20曲/20パターン
録音音源放送最長2分間
音声コンバートSIP音声、ONVIF音声をコンバート
スケジューラー2000件2000件
イベント制御入力:4系統制御入力:2系統
コマンドセット送信20コマンド×10セット20コマンド×10セット
マルチキャスト送信チャンネル20ch20ch
PoE : IEEE802.3af Class3準拠
PoE+ : IEEE802.3at Class4準拠
受信デバイスIP-A1SC15IP-A1PC238IP-A1AFIP-A1PA12
品名/品番IPホーンスピーカー
IP-A1SC15
IP天井埋込型スピーカー
IP-A1PC238
IP音声インターフェース
IP-A1AF
IP小型アンプ
IP-A1PA12
電源供給PoE / PoE+PoEPoE / PoE+PoE+
定格出力8W / 15W8W8W / 15W(Lo-z)12W(Hi-z 100系/70系/25系)
出力音圧レベル112dB(1W/1m)94dB(1W/1m)
内蔵音源放送20曲/20パターン
WAV/MP3ファイル使用可
繰り返し放送機能Play Count(回数指定1-10)
Duration(時間指定5-3600秒)
Timer(ウィークリータイマー機能)
マルチキャスト
受信チャンネル数
20ch(オートコーデック、受信チャンネル選択機能)
音声入出力入力1系統 / 出力1系統
制御入出力入力2系統 / 出力1系統
イベントアクションパターン(内蔵音源)再生、SIP発呼、ボリュームオフセット、ミュート
外部アンプ入力Hi-z 100系/70系/25系
リレー切替制御
PoE : IEEE802.3af Class3準拠
PoE+ : IEEE802.3at Class4準拠
オプションIP-A1MPマイク、起動スイッチ、表示灯を搭載したマイクパネルです。市販の電工ボックスによる施工ができ、埋め込みおよび露出での設置ができます。IPオーディオシリーズと組み合せて使用すると、通話マイクや拡声用マイクとして使用することができます。
品名/品番マイクパネル
IP-A1MP

IPオーディオシリーズの特徴

すぐに簡単に使える導入しやすいシステム

IPオーディオシリーズの特徴 01 すぐに簡単に使える導入しやすいシステム

リモートAPIを活用したシステム連携

IPオーディオシリーズの特徴 02 リモートAPIを活用したシステム連携

ネットワークだからできる優れた柔軟性・拡張性

IPオーディオシリーズの特徴 03 ネットワークだからできる優れた柔軟性・拡張性

VoIPシステム/VMSに“音”を活用

IPオーディオシリーズの特徴 04 VoIPシステム/VMSに 音 を活用

システム例

例1 複数台のIPスピーカー構築

IPオーディオシステムは、スピーカー単位の個別放送、任意の放送グループをかんたんに作成することができます。
従来のアナログ放送システムでは、スピーカー配線の系統に従って放送エリアが決まり、それぞれのスピーカー音量はスピーカー配線に依存していました。運用後にスピーカーの増設や移設、放送エリアの変更が発生すると、大がかりな工事が必要となり想定外のコストが発生することがあります。
それに対し、IPオーディオシステムはネットワークで構築するため配線系統にとらわれず、スピーカーを設置した後でも放送エリアや放送音量を、個々に細かく調整 / 制御することができます。

例1 複数台のIPスピーカー構築
[従来のアナログ放送設備とIPオーディオシステムとの比較]
アナログ放送設備IPオーディオシステム
放送の最小単位
スピーカーの配線系統が最小単位となり、同一配線上のスピーカーはすべて鳴動します。
放送の最小単位
任意のIPスピーカーを個別に放送でき、それぞれ異なる音源を鳴らすことができます。
また、任意のスピーカーをグルーピングすることで、配線系統にとらわれないグループ放送が可能です。
放送音量
放送設備全体の音量は、アンプで設定した音量が適用されます。
そのため、各スピーカーの音量は概ね同じ音量になります。
放送音量
IPスピーカーごとの個別の音量を設定できるだけでなく、使用する音源ごとの個別の音量を設定することができます。
また、他のシステムからのHTTPコマンド制御で、個別に音量を変更することもできます。

例2 SIPとの連携

構内IP電話システムとIPオーディオが融合、運用にマッチした呼出放送システムを構築することができます。

例2 SIPとの連携
[SIP電話端末からの構内放送や通話連携がかんたんに実現できます]
特徴
音質の良いG.722、互換性の高いPCMU(G.711u)、PCMA(G.711a)に対応
P2P接続とSIPサーバー接続の両方に対応
SIPフォンのDTMF操作で、20個の放送エリアから自由に選択して放送できる
SIPフォンアプリの活用で、スマートフォンをマイクとして活用できる
音声受信器(IPスピーカー)はデジタルアンプ、スピーカー、ネットワークインターフェース一体型
PoE電源供給に対応
配線はLANケーブル1本で完了

SIPと連携して、個別放送・グループ放送や相互通話まで

個別放送 システムイメージ
個別放送 システムイメージ

個別放送

SIP電話からIPスピーカー個別に呼出し放送が可能

グループ放送 システムイメージ
グループ放送 システムイメージ

グループ放送

SIPフォンやSIPフォンアプリをインストールしたスマートフォンからの音声をグループ放送。DTMF番号(*)に応じて、グループ放送するエリアを変更できます。(最大20エリア)
(*)DTMF信号はDTMFoverRTP(RFC2833)とSIP INFOメゾッドに対応。

相互通話 システムイメージ
相互通話 システムイメージ

相互通話

IP音声インターフェースIP-A1AFやIP小型アンプ 12W IP-A1PA12とマイクパネルIP-A1MPを組み合わせれば、SIPフォンとのトークバックシステムを構築できます。
ボイススイッチ機能をONにすると、スピーカー音声の回り込みを抑え、スムーズな相互通話を実現します。
作業中で両手が使えない状況でも相互通話が可能です。

IPオーディオシリーズとINNOVERA PBXとの連携

TOA株式会社「IPオーディオシリーズ」と株式会社プロディライト「INNOVERA PBX」との連携
  • 音響・放送設備とクラウドPBXによるネットワーク放送システム
    公共施設や工場、イベント会場などに設置される音響・放送設備と、クラウドPBX技術を基盤とした電話システムINNOVERAが連携することにより、スマートフォンアプリやPCソフトフォン、固定IP電話機から放送を行うことが可能です。
  • 導入が容易
    TOAのIPオーディオシステムはPoEもしくはPoE+給電方式を採用しており、対応の給電ルーターを用いることによって、電源用配線を必要とせずLANケーブルのみで接続及び配線が完結します。さらに、据え置きの電話システムに必要な機器との接続も不要なので、放送エリアの拡大縮小や端末の移設も自在に行えます。
  • TOAのIPオーディオシステムとクラウドPBXとの連携は史上初
    TOAは数々の世界初、日本初の製品を生み出し、日本初の非常用放送設備では現在、国内で約50%のシェアを持つことからも、音響分野では揺るぎない実績があります。その同社の製品の一つであるIPオーディオシステムは、これまでオンプレミス(据え置き型)のPBXシステムのみ対応していましたが、クラウドPBXとしては、今回のINNOVERAとの連携が史上初となります。

連携ソリューションの活用シーン

公共施設、工場、各種イベント会場、各種店舗等、放送設備を伴う施設内・場内・店舗内アナウンス(構内放送)を必要とするシーン

著作権情報等

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